『銀河鉄道の夜』
作:宮沢賢治 演出:レオニード・アニシモフ
脚色:東京ノーヴイ・レパートリーシアター
上演時間 1時間40分(休憩なし)
ストーリー
「本当の幸いはいったいなんだろう」
貧しく孤独な少年ジョバンニは、病気の母親を支えるために朝にも午后にも働いている。
ケンタウル祭の夜、クラスのみんなに仲間はずれにされてしまったジョバンニは、さみしさのあまり一人丘に登り、星いっぱいの夜空を眺めていると、いつの間にか親友のカムパネルラと一緒に銀河鉄道の列車に乗っていることに気がつく。
「僕たち、どこまでも一緒にいこうね。」
汽車に乗ってくる様々な人達と出会いながら、二人は、「ほんとうのさいわい」を探しに行こうと誓いあうのだが。
美しく愛しい銀河の旅を通し、心の力や、生命(いのち)の永遠を描いた、やさしさあふれる純白の物語。
出演者
(配役は、最終公演時のものです)
ジョバンニ
大坂 陽子 / 金子 幸代 / 桐平 奈泱 / 三浦 一夏
カンパネルラ
中澤 由佳
ザネリ
大坂 陽子 / 三浦 一夏
マルソ
金子 幸代 / 山下 智寿子
先生・車掌
山田 高康 / 天満谷 龍生
鳥捕り
小倉 崇昭
灯台守
岡崎 弘司
青年
中林 豊
かおる子
貝川 美恵子
タダシ
平野 由紀子
母
朱花 伽寧 / 中村 恵子 / 名児耶 玲子 / 山下 智寿子
シスター
南 千寿
牛乳屋
中村 恵子 / 名児耶 玲子
白い衣の女
朱花 伽寧
語り
池野上 眞理 / 金子 幸代
登場人物相関図
お客様の声
私は「銀河鉄道の夜」をお話でしか知っていなくて、本当に人が演じているところを見たのは今回が初めてでした。
最初はこんなに小さな舞台でどうやってやるんだろうと思ったけど、劇を見ている内にどんどん引き込まれていって、とても楽しく見ることができました。
見ているうちは、感情表現がとても自然で違和感がなくて、すごいと思っていました。
でも、最後にその事を感想で言わせて頂いたら、それは怒るとか泣くとかを表現しようとしてやっているんじゃなくて、その場で自然にわき上がってくるものなんだというお返事が聞けて、とても深く劇について理解することが出来ました。
(東京賢治の学校 中学2年 松田風香)