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曾根崎心中

作:近松門左衛門 演出:L.アニシモフ

ストーリー

「恋の手本となりにけり」

初花のように美しい遊女お初と、誠実を絵に描いたような男徳兵衛。
恋しあう仲の二人。
徳兵衛は、親友九平次の裏切りにあい、抜き差しならぬ状況に陥る。
死んで身の証を立てるより他に身の潔白を証明し名誉を回復する手段が徳兵衛にはなかった。
死を覚悟した徳兵衛の手をひいて、お初は屋敷をそっと抜け出す。
二人が目指すのは、露天神の森。
そして、その先の世界。



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出演者

(配役は、最終公演時のものです)


近松 門左衛門 ・ 声
 永井 一郎

近松 門左衛門
 武藤 信弥 / 天満谷 龍生


徳兵衛
 安部 健 / 上世 博及

お初
 三浦 一夏 / 中澤 由佳 / 桐平 奈泱

九平次
 岡崎 弘司

天満屋主人
 山田 高康

町衆
 稲田 栄二 / 南林 孝幸 / 安部 健 / 上世 博及

女郎 
 岡崎 朋代 / 増田 一菜 / 三浦 一夏 / 中澤 由佳 / 桐平 奈泱





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お客様の声

東京ノーヴイ・レパートリーシアターは、「曾根崎心中」を現代の舞台に蘇らせました。

日本の伝統演劇の上演方法にとらわれない、ロシア人演出家アニシモフ氏の演出は、かえって近松門左衛門の原作に直裁に迫るところがあります。
スタニスラフスキー・システムによって、鍛え上げられた若い俳優たちの演技も、高い集中力を見せてくれます。
主人公のお初と徳兵衛の真情と哀れさが役者の身体とよく共鳴し、敵役九平次にも茫洋とした憎々しさが出ています。
解説役として登場する近松門左衛門が、ときに舞台に流れる時間からはみ出して、観客と交流するのも、この劇に厚みと可能性を与えています。

近松門左衛門の代表作「曾根崎心中」は、海外の演出家の清新な眼と、若い俳優たちの瑞々しい演技によって、新しい命を得たと言えるでしょう。

( 武井協三 歌舞伎・人形浄瑠璃研究家 )


舞台設計がシンプルなのに良くできていた。浄瑠璃代わりの人形劇も粋だ。関西弁、昔風言葉、花街の言葉など演出に引き込まれた。期待してなかったというと、大変失礼だが、本当におもしろかった。あれなら、また見たいと本気で思った。                    

( 野本 まきえ / 30代 / 広告 )


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登場人物相関図

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